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世界の相続税率



日本は相続税率が群をを抜いて高いことで有名です。

世界の相続税率および概要は以下の通り




🌎 世界の主な相続税率・制度概要

国・地域

最高税率

基本的な特徴

🇯🇵 日本

55%

世界最高水準の税率。基礎控除は「3,000万円+600万円×法定相続人」。配偶者控除大きい(1億6,000万円or法定相続分非課税)。

🇺🇸 アメリカ

40%

Federal Estate Taxあり。2024年の基礎控除は約13,610,000ドル(約20億円)。州によっては追加課税。

🇬🇧 イギリス

40%

基本的な基礎控除325,000ポンド。配偶者・慈善団体への遺贈は非課税。

🇫🇷 フランス

45%

相続税は相続人との関係性で税率が変わる。直系尊属子は最高45%。

🇩🇪 ドイツ

30%

法定相続分・親族関係で免税枠・税率が異なる。子は最高30%。配偶者は免税枠高い。

🇮🇹 イタリア

8%

親子・配偶者は4%(1,000,000ユーロの免税枠あり)。その他の相続人は6~8%。

🇪🇸 スペイン

34%

州ごとに控除や税率が異なる。家族関係で差が大きい。

🇧🇷 ブラジル

8%

州税(ITCMD)として最大8%。

🇰🇷 韓国

50%

配偶者控除あり。大企業オーナー相続に適用される課税が厳しい。

🇨🇳 中国

なし

相続税制度なし

🇭🇰 香港

なし

2006年廃止。

🇸🇬 シンガポール

なし

2008年廃止。

🇦🇺 オーストラリア

なし

1979年廃止。

🇨🇦 カナダ

なし(ただしキャピタルゲイン課税)

死亡時に時価譲渡とみなし、含み益に課税。相続税そのものはない。

🇳🇿 ニュージーランド

なし

相続税なし。

🇨🇭 スイス

州により0~50%

州ごとに税制が異なる。直系卑属は免税の州が多い。

🇳🇱 オランダ

40%

配偶者は大きな免税枠あり。

🇧🇪 ベルギー

30%

州(フランドル・ワロン・ブリュッセル)により異なる。

🌱 傾向・ポイント

欧州:多くの国に相続税があり、控除・免税枠が家族関係に応じて設けられています。✅ アジア:日本・韓国は高税率。中国・香港・シンガポールは廃止済み。✅ 英米:アメリカは免税枠が大きいものの超富裕層に実質的な課税。イギリスは比較的幅広い課税。✅ オセアニア・カナダ:相続税は廃止。ただし死亡時に含み益が課税される「みなし譲渡課税」がある国が多い。


近年相続税対策としてマレーシア等に移住する人が増えてきて、日本の相続税がかからない要件が非居住者である期間が5年から10年に伸びました

亡くなる10年前からずっと海外で生活すれば日本の相続税を逃れます





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